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人と出会う仕事

弁護士法人 東京開智法律事務所
アソシエイト弁護士 杉田陽子

弁護士登録をしてから、早いもので3年が過ぎようとしています。
この3年間、実に多くの人たちと会う機会がありました。人と出会うことが、弁護士の日常のかなりの部分を占めるのだと改めて実感している次第です。

依頼を受けると、対立当事者やその代理人と会うことはもちろん、さらにより多くの関係者と会うことになります。

医療過誤訴訟にたずさわったときは、医師と会い、必要な範囲で医学知識をレクチャーしてもらいました。不動産がらみの案件では、不動産業者や不動産鑑定士、執行官とやりとりをすることが多かったです。少年事件を担当したときは、少年宅を家庭訪問してご両親と会ったり、学校の担任教師と会ったりしましたし、犯罪被害者支援活動を行う際には、県警の被害者相談窓口の担当者との連携が不可欠でした。顧問会社の法務担当者とは、会社で使用する契約書作成の際など、打ち合わせのための会合を重ねます。外国の方が当事者となる案件では、通訳人の先生に通訳や書面の翻訳をしていただき、案件とは別に少し語学を教わったりもして、楽しく仕事をすることができました。

このように振り返って見ると、本当に様々な人たちと出会ってきたのだなあと思います。これだけ様々な人たちと出会える職業はなかなかないだろうと思います。明日はどんな人と会えるだろう?という楽しみがあります。皆さんも、弁護士になったら、多くの出会いを経験されると良いと思います。それらの出会いを通じて、人の考え方・立場・対応の多様さやそれらに臨機応変に対応する方法など、多くのことを学ぶことができます。

・・・とは言え、仕事ですので、楽しい出会いばかりではなく、ストレスを受けること も多いです。そんなときは、前職の同僚・上司や、修習同期の友人らと会ってストレスを発散するようにしています。そこで、皆さんも、まずは、いま一緒に勉強している仲間、これから訪れる修習同期との出会いを是非とも大切にしてください。将来、仕事上の出会いのストレスを癒してくれる大切な存在になることと思います。

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